月夜の判然

適度に適当に長い文を置いておく場所です

紆余曲折なようでそうでもない、ロックマンエグゼとの思い出話

もうすぐ…発売されますね、ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション。

 

www.capcom-games.com

 

発売が近づいてきたので、当時オリジナル版を遊んでいた身として、思い出話でもしたいな〜といった感じでひとつ。

 

 

 

ツイッター上でロックマンエグゼの思い出話をする時、いつも『エグゼ5が好き』とか『紆余曲折あった』とか『ゲーム人生の中での大きな後悔の一つ』とかいう内容もセットでツイートするものの、その詳細はツイートするつもりはありませんでした。言葉を尽くそうとすると若干長くなるので、ツイートに収まらないのと、その割には大した内容でもなかったからです。『エグゼ5が好き』なのは、そのゲーム自体の面白さの他に、初めて自分で買って遊んだロックマンエグゼのソフトという思い出補正が最大にかかっているから。『紆余曲折あった』のは、実のところ…一行で片付くわけで。


『お店の【男の子向け】ソフトの棚に置いてあったからーー』

 

私がエグゼの存在を知ったのは、妹が突然買ってきて遊んでいたエグゼ3でした。横から見てると今まで遊んだゲームとは全く違う、異次元の面白さでした。気になるな…コレ…となったタイミングでアニメ(ロックマンエグゼ AXESS)が放送されるのを知り、ほどほどに観ておりました。
その頃にエグゼ4が発売されます。妹はブルームーン版を買いました。通信ケーブルは既に持っていたので、レッドサン版を買えば対戦とかできるかもしれない………でも当時は買えませんでした。お金が無い…というわけではありません。貯めていたお年玉を使えば新品ソフトはすぐ買える状態でした。でも、どうしても買う踏ん切りがつかなかったのです。
あの頃キッズだった大人の方はご存知だと思いますが、当時お店のゲーム売場の棚の分類には『ポケモン』や『マリオ』や『カービィ』みたいなデカいタイトルのソフト以外は『女の子向け(かわいい系)』『男の子向け(かっこいい系)』で分類されてゲームが置いてあり、エグゼシリーズはこの男の子向けの棚に置いてあったのです。確かに学校ではクラス内でエグゼを遊んでいたのは男子ばっかりだった印象です。(なんか記憶に自信が無いので違っていたらごめんなさい…)

キッズがお店のゲーム売場で買い物をしたい…となると、家庭によりますが、親がある程度近くまで同伴すると思います。場合によっては『何を買ったのか』を聞かれることも。そうです、私はこの『男の子向け』のゲーム売場でゲームを買うことにより親に「そんな男っぽいゲームをするなんて」と言われたくない、言われても「別にいいじゃん!!」と口答えする意志の強さを持っていない………という、あまりにもしょうもない理由で当時エグゼ4を買うことができなかったのです。

さて…そんな情けないキッズの私は、そのくすぶった気持ちを妹が遊ぶエグゼ4を横から覗いてみたり、妹から借りたエグゼ4.5(のロール)でなんとか納めよう思ってましたが、思いは募るばかり。アニメ(ロックマンエグゼ Stream)もやっぱり面白いし、ゲーム雑誌で出る情報を見ても面白い要素しかないし………ついに意を決してエグゼ5のカーネル版を買う事にしました。ちなみに、特に親からは何も言われませんでした。
それはもう、メチャクチャに面白かったですよ。完クリとかはしてないけど。

 

エグゼ5を買ったので妹と対戦のひとつでもできるかな…となるところですが、残念ながら時既に遅し。エグゼ5が発売される前に、妹はあまりゲームを遊ばなくなり、エグゼシリーズも買うことがありませんでした。私はしょうもない理由でゲームを全力で楽しむチャンスをドブに捨てていたということになります。せめてエグゼ4の時にレッドサン版を買えば…ちょっとぐらい人と対戦した思い出の一つができたんじゃないか…これがエグゼの思い出話における『ゲーム人生の中での大きな後悔の一つ』となります。

 

そんな大きい後悔の念を抱いた私は、以降は自分が面白そうだと思った気持ちにウソをつかずに(もちろん自分の買える範囲で)ゲームを買うことにしました。その結果は………このブログの記事の数々が答えになります。

 


以上、紆余曲折なようでそうでもない、ロックマンエグゼとの思い出話でした。
(余談ですが…妹がアドバンスドコレクションを買う予定でいるらしいです。長らく心の片隅に抱いていた、この大きな後悔の気持ちがもしかしたら…成仏するかもしれません。よかったな!昔の私!!)