月夜の判然

適度に適当に長い文を置いておく場所です

【エグゼ2】ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション 感想

ちょいちょい遊んでようやくエグゼ2をクリアしたので、感想をお送りいたします。いやぁ〜面白かった!!
今回もエグゼ1と同様、既に知っている人向けの感想となりますので、ストーリーのネタバレもあります。ご了承ください…

 

☆1作目から大幅進化!遊びやすくなったシステム周り
エグゼ1の感想の時、遊びにくかった…と書いたシステム周りがとにかく遊びやすくなっております。続編だから…と言われればそれまでですが、エグゼ1をクリアしてからすぐエグゼ2を遊び始めると「おっ!変わったな!!」と一発でわかるようになっている辺り、さすがですよね。
特に良かったな〜と感心したポイントをいくつか…
 
・マップがわかりやすくなった!!
エグゼ1では細い道が入り組んでいてわかりにくかった電脳世界が、広い道になってわかりやすく。まるでインターネットの回線が強化されたかのよう。この差は一目瞭然です。また、メニュー画面を開けば地名が出てくるので『今自分がどこに居るのか』がわかりやすくなりました。これで迷わな…………まぁ、一部エリアにある移動床の存在で結局迷うわけですが…

前作と比べれば一目瞭然!!

ここはデンサンエリア1!!
 
・カスタム画面が見やすくなった!!
選択できないチップが暗転するようになり、チップのコードもひと目でわかるように。カスタム画面に関してはこれでストレスゼロです。

暗転するだけで、ものすごく見やすい
 
・これぞ必殺!ドリームソード!
ソード!ワイドソード!ロングソード!!シリーズ通してずっと使い続ける王道P.Aのドリームソードが登場です。エグゼ1だと同じ順序で選ぶとベータソードというソード系を振るだけ…といった、ビッッッミョーな使用感のモノだったのですが、ドリームソードはタテ3×ヨコ2という範囲のモノであり、エリアスチールで一列自陣にしておけば『絶対当たる』といったまさに夢のようなソードになります。
アクションゲームが得意ではない自分にとってはドリームソード様々ですね。

たぶん、絶対、当たる。
 
・バトル終了後にHPが全快しないぞ!!
エグゼ1ではバトル終了後にロックマンのHPが全快していましたが、エグゼ2以降では廃止されました。そのため戦闘中のリカバリーの使用か、リザルト画面でのHP回復、戦闘後にサブチップを使ってHPの回復を行ったりします。
エグゼ1の仕様も面白かったのですが、それをあてにしてバトル内容が雑になりがちだったので、この仕様変更によって毎回のバトルに適度な緊張感が生まれた気がします。

面倒な時は適度に逃げよう…
 
 
ロックマンエグゼはここから始まる!(?)新しい楽しさ
続編なので、バトルを盛り上げるものから、世界観を掘り下げるものまで新要素が盛りだくさん。以降のシリーズに続くものもあったりします。
特に書きたいことをいくつか…
 
・初手はガッツスタイル…じゃない!?スタイルチェンジ
ロックマンのパワーアップ要素として、スタイルチェンジというシステムが出てきました。これはバトル中の戦い方によってロックマンの性能と、ランダムで属性が変わるというもので。エグゼ2を遊んでいた当時は(ロックバスターを多用するので)初手はガッツスタイル一択…みたいな部分があったのですが、大人になってやってみれば、なんとカスタムスタイルに。

カスタムスタイルだ!!
実は当時遊んでいたとき、(フォルダのバトルチップが30枚というのもあって)バトルチップがよくあるRPGで言う魔法攻撃でロックバスターが通常攻撃、みたいな認識があったもので…威力が高いチップを優先して入れて、コードや使いやすさは二の次だった面がありました。キッズだったもん。
大人になった今、バトルチップが通常攻撃でロックバスターが補助攻撃という認識に変わったり、ある程度コードを揃えて複数選ぶようにする…とか、P.A狙うとか…を多少なりとも意識すれば、カスタムスタイルになる流れになるかな〜と。面白いですね。あとは単純に、寄る年波で敵の攻撃をそこまで避けきれない!!ターンが延びてアクション部分が増えると負けるからカスタム画面でチップをブン回すようにする…といった面も大きかったですww
 
・平成のインターネットだ!!掲示
一部スクウェアに設置された掲示板。オトクな情報から雑談まで…その内容とアットホームなノリはまさに平成のインターネット観を凝縮したものとなっております。熱斗ロックマンも本編の流れ上書き込むことがあるのですが、内容のせいでネチケットを注意される…のもまさに平成って感じ。そう思うと令和のSNS…インターネットは案外魔境なのかもしれない…

これも優しさと言うべきか…
 
・集え!市民ネットバトラー!依頼掲示
ゴスペルの登場もあって、エグゼ1よりネット犯罪が増えてしまったこの世界では掲示板経由で依頼を受ける事ができます。その内容は(お馴染みの)おつかいに始まり、チップを渡す、悪者を懲らしめるまで…と、さまざま。複数平行して引き受けられないのは不便ですが、内容が面白いので寄り道がてらにこなしていました。大人の知恵で見れば一発で「ダメやろ!!」と思える、かなり怪しい依頼もあるけどね…

『感謝の声』があるのもこのゲームらしいよね。
 
 
☆牙を剥く平成屈指のおつかいパートに令和に染まったゲーマーは死ぬ

うむむ…

ぐぬぬ

チクショー!!いい加減にしろ!
多くは語らずともスクショだけで十分わかると思います…
こればっかりは二度とやりたくねぇ!!!
 
 
光熱斗、世界へ行く
エグゼ1では秋原町やデンサンタウンといった『身近なところ』で起こった事件にたまたま居合わせたりして解決していった熱斗ロックマン。エグゼ2では馴染みの場所の他にその舞台は『世界』へと広がり、自ら事件現場へ乗り込む事も多くなります。日本全国ではなく世界って急に広いな…と思いますが、インターネットによって世界の距離感が縮むとなると、この広がりは納得です。
そんな熱斗の初の海外旅行は想像を絶するレベルにトラブルばかり。ゼニーを盗られ、バトルチップも盗られ、ロックマンと喧嘩し、パスポートまで盗られ、帰りの飛行機でも事件が起こる……改めて見るとヒドすぎるだろ!!しかし、様々な場所で事件に遭遇し、それで苦しんでいる人々をその目で見ているからこそ『たとえ危険だとしても自分たちができるならやるしかない!』といった熱斗ロックマンの行動に説得力が出てくるものです。
遊んだ当時の子供ゴコロで見ればそれはヒーロー的にカッコいい。だけど今の大人ゴコロで見れば子供にそんな決断をさせないでくれよ…という気持ちになるのも、また面白いですね。

本当にいい思い出で済まされるわけ!?

大人になった今だからこそ、光博士の気持ちもわかるのである…
 
 
☆当時は遠くの未来の話、でも今となると…
世界を揺るがすネット犯罪組織ゴズペル。その首領の正体は熱斗たちと何ら変わらない年ごろの少年だった……彼は言う「自分は指示をしているだけ。それによって他人がどうなろうと知ったこっちゃない。」遊んだ当時は「そんな世界になったら怖いなぁ…」とぼんやり思っていたけれど、あれから年月が経った現在、このお話が『絵空事』ではなくなってきている面があるのも事実です。ネット上で違う自分を作り上げ、簡単に繋がれるからこそ、孤独もまた深まりやすい…だからこそ熱斗が最後に彼に対して言った言葉がより響くなぁ…と、改めて遊んで感じたところです。

 

 

☆おまけ

イエーイ!!エリアスチール*!!

一番テンションぶち上がった瞬間である

 

 

 

次はいよいよエグゼ3!!アドバンスドコレクションはまだまだ続くぞ!!