~感想文に入る前に~
発売されましたね!ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション!!少しずつ遊んでようやくエグゼ1(便宜上こう呼ばせてもらいます)をクリアしたので、ちょっとした感想を書こうかと。本当は全部遊んでから書こうと思ったけど、このペースではいつになるのか全くわからない!!そのため1本ずつお送りいたします。
〜いつもの感想文と違い、今回は『ある程度知っている人向け』となります。ネタバレもあると思いますので、ご了承ください〜
☆エグゼ1の感想に入る前に……ウチらが夢見たPETの画面
エグゼアドコレのメニュー画面は、ロックマンが入っているPETをイメージした画面となっています。ロックマンが画面にいる…のはエグゼ5DSでも一度あったわけですが(エグゼOSSはちょっとニュアンスが違うよね…)DSの画面よりはSwitchの画面サイズの方がPETって感じがするし、なによりちょっとした動きと表情が……いいですよね!!!そのままではないけど、あの頃夢見たものが現実になっているってのは感動モノです。
☆1作目から完成されてるな!?世界観とシステム
各個人が携帯情報端末とネットナビを持っていて、様々なモノがプログラムによって制御されている世界…そんなちょっと先の未来の世界で、熱斗とロックマンが事件を解決する…個人的にはこの『ちょっと先の未来』感が絶妙で、ネット上で情報を集められるかと思いきや、結局は足で稼いで現実世界で聞き込みをしないといけなかったり、電子マネーで支払いしてるのに地下鉄乗るときの切符は券売機でいちいち買ったり…便利っちゃあ便利だけど、完全に便利になっていないってのが、この世界をより身近に感じるわけです。これが全部ネット上で完結していると逆にハイテクすぎて身近に感じないというか…
そんな熱斗とロックマンを切り替えながらゲームを進めていくRPGなシステムと、(熱斗が)バトルチップを選択するターンと(ロックマンが)選択されたバトルチップを使って敵を撃破するターンを繰り返すバトルシステムはかなり面白くて、1作目で基本的なシステムはほとんど完成されているってのが本当にスゴいですよね。
☆改善されるのは知ってるよ!?でもちょっと遊びにくいよね…
基本的なシステムはほとんど完成されている…んだけど、やはり遊びにくい部分はちょっぴりあって。めちゃくちゃ迷うインターネットのマップもなかなか辛かった…道そのもののややこしさもさることながら、目的地を聞いても今自分がどこにいるのかわからないので、走りようがなく…
個人的にはバトル中の『選択できないチップが暗転しない』のが一番面倒だった感じです。
とはいえ、これについては続編であるエグゼ2で解決されるのを『知っている』ので、ちょっと不便だよね〜と思うだけですが…
令和のゲームに完全に慣れてしまったので、現実世界と電脳世界を往復する『おつかい』やだんだん難しくなる仕掛けを解くのを繰り返す『○○の電脳』は今改めて遊ぶとちょっとしんどいな…と。ただこれは時間の有り余っていた学生だった当時と違い、忙しい社会人になってしまったから出てくる感想なのかもしれません。
☆エグゼ1だからできる!?雑すぎる戦い方
エグゼ1だけの仕様で『バトルが終了するとロックマンのHPが全快する』といったものがあります。私もアクションゲームが得意ではないので助かりました。『今のバトルに勝ちさえすればロックマンのHPを気にしなくてもいい』というのは、アクションゲームとしてはちょっと優しすぎると言われればそれまでですが、結構強みもあって…特に敵の強さと組み合わせがエグいぐらいにキツくなる中盤以降では『敵の攻撃を食らえばピンチになるけど、自分の攻撃を当てさえすれば勝てる』といった場面で躊躇なく攻めの姿勢を取れるわけです。これもある種の面白さかもしれない…?と、改めて感じました。
☆大人になってわかる!?このゲームの細やかさ
ロックマンエグゼの面白いトコロって?と聞かれるとバトルシステムの次に挙げるのは『面白いテキストがゴロゴロ出てくる』ってところです。プラグインできる各所での熱斗とロックマンのコメントだったり、電脳世界をうろつくナビやプログラムくんのセリフ、その辺を調べると出てくるコメント、秋原町や官庁街を歩く人々のセリフ…自分が当時遊んだ記憶以上にその種類と内容がたくさんあってビックリしました。
令和のゲーム事情はまた変わってきたので、こういった細やかさのありがたみをより感じるようになってきたよね…
☆移植で良かった!?平成世代にとって懐かしい時代を感じるセリフ
いやぁ〜懐かしいですね。土曜日の学校!!起動直後の注意文は本当にありがたくて、やっぱり平成と令和では価値観や公に出していい表現って結構変わっているわけで。当時は良くても今はダメ。平成真っ直中で育ったやや古い人間でもそこは空気感でわかります。リメイクであれば絶対に修正されてしまうでしょうし、いくら匠の技で修正したからといってあの時感じた面白さはやっぱり減ってしまうわけです。このゲームがリメイクとかではなく、アドバンスドコレクションという移植の形で遊ぶことができてよかったと思えるポイントだったりします。
ナンバリングタイトルだけとはいえ、現在のハードで遊べる事は本当にありがたい…!と遊びながら常々痛感するのでした。エグゼ2も頑張るぞ!!
☆おまけ☆