月夜の判然

適度に適当に長い文を置いておく場所です

moon 感想

<この感想文を あの時moonの存在を教えてくれた 友人に捧ぐ 面白いゲームと出会わせてくれて ありがとう !!>


―気になっていたゲームをついに遊ぶ。

あるとき友人が「めちゃくちゃ面白いよ!」とオススメしてくれたmoon。でもハード持ってないし、そもそも中古でもえらい高騰していたのでタイトルだけ頭の片隅に留めていたわけですが、なんとSwitchに移植されました…ちょっと寝かせていたので遊ぶのが今になってしまったけど。オリジナル版は私が小学生ぐらいの頃に発売されたゲームなのに、今遊んでも古さを感じない…というか、古さ云々ではなくどことなく『懐かしさ』を感じるとんでもないゲームだった…!!

 

せっかくなので、ちょっとした感想をしたためたいと思います。でもその前に…

 

この文を読んでる方で「近いうちにmoonを遊ぼうと思っている」「積みゲーとしていつか遊ぼうと寝かせている」といった感じで少しでもmoonを遊ぶつもりでいるのなら、ここから先は…できれば読まないで欲しいです。その代わりに…
moon-rpg.com

こっちのマニュアルを読んでください。

 

…丁寧であれ、雑であれ、何かしらチュートリアルがご用意されているゲームが多くなった昨今。だからこそマジで「いや何も知らんけど!?」って体験を改めてやってみたいと思いませんか?このゲームなら、できます。でもあまりにもわからないとどうしようも無いので、ほどほどに解説されてる公式サイトの説明書を読みましょう。たぶんこれで十分です。

 

 

 

 

―遊んで感じたあれこれの話。

・バトルしないけどRPG
主人公には体力(アクションリミット)があって、コレが尽きるとゲームオーバー。そしてこの体力は「常に減っていく」モンなので…序盤は油断すると相当アッサリ倒れておばあちゃん家に強制送還。意外と無理できないのであった…(クッキーとパンをひたすら食べながら)道中で亡骸を見つけたアニマルを生き返らせたり、この世界の住人にちょっかいかけて秘密を知ったり、願いを叶えたりするともらえる『ラブ』をためるとレベルが上がって体力が増える…つまり、行動範囲が広がるってわけ。序盤は本当におばあちゃん家と城下町の往復で終わっちゃうけど、少しずつ行動範囲が広がって、見える世界が広がっていくのが面白かったり。狭いようで意外と世界が広いので、移動がちょっとダルめかな。ワープも一方通行だし。MDかけて歩きましょ!

 


・曜日と時間で様々な行動をする住人たちVS主人公
この世界には時間が流れ、曜日が過ぎてゆく…そして住人、あるいはアニマルの魂たちは決まった曜日に決まった行動をするので…こちらとしては待ち伏せして尾行しまくるわけである。もちろん例外もいるけど。そしてたいていそこで「知るんじゃなかった…」「いや私何もしてないが!?(←何かしてる)」「(アニマルに対して)キェェェ!成仏しろォォォ!!」となります。亡骸になってるのに、アニマルに対して当たりが強いのは気のせいです。ここに住まう人々にはそれなりに秘密があり、悩みがあり、願いがあるものなのです。主人公の行動次第でどう転ぶのか…ここがこのゲームで一番面白いポイントだと思います。

 

 

・なんと斬新!MD(ムーンディスク)でBGMを流そう!
基本的に流れるのは環境音…しかし、ジュークボックス的に好きなBGMを流せます。簡単なプレイリストとか作れる。実はこのMDの曲が『店で買える』事に気づいたのが割と遅かったせいで環境音で遊ぶのに慣れてしまい、終盤までちょいちょいMDを流すのを忘れていたというwwイカしたサウンド作ってくれた方に大変申し訳ないですね…MDの曲自体はメッチャいいです。オシャレだったり、ノリノリだったり、テクノだったり。幅広くて楽しい。

 

 

・で…結局何をするゲームなん??
このゲーム(時代的に当たり前だけど)チュートリアルのたぐいがほとんど無くて、マジで突然この世界に放り出されます。一応簡単に説明らしきものはあるけどさぁ…公式サイトの復刻版説明書が無ければ開幕から遊び方をググるハメになるところだったwwとはいえ、結局途中で降参してググってしまったんだよなぁ…時間があるならなるべくググらずにアレコレやってみるといいです。時間や曜日を変えたり…なんでもやってみるんだよ!!

 

 

 

―物語について話さないの?

その辺をうまく受け取れた自信が全く無いので、やめときます。たとえ倫理的に良くても悪くても、ラブのかたちって様々なんだなぁ…

 

 

 

それにしても、この世界の住人やアニマルがやったらキャラが濃い。そして、何もしてない(でも何かやってるんだよな…)のに怒られまくったり、ボロクソ言われたり、トンでもない事が起こったりする。ヤバい。このゲームをしている間、しょっちゅう言ってた(口にした)言葉が「なんで!?!?」だもんなぁww
変わり者が多いけど、気さくで温かいように見えて哀愁を感じてしまう住人たち。本当に人畜無害か!?と疑いたくなるアニマルたち…嘘か真かこの世界…いつまでもちょっぴり心の片隅に残るゲームになりそうです。またいつか…もう一度遊びたいな。